英検準一級合格体験記
2023年10月にcbtで英検準一に合格したので体験記を書きます!
2ヶ月で合格できる!といった例外的な記事ではなくしっかり努力して合格した体験談になります。
英語学習歴
センター試験で7割ちょっと取れる程度の普通の受験生
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大学入学直後のTOEICIPで465点、同じ年の後期(10月ごろ)515点
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社会人1年目に会社で受けたTOEICIP530点
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社会人5年目に30時間勉強して臨んだTOEIC530点
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30歳のとき一念発起して260時間勉強して臨んだTOEIC710点
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英検準一級受験を決意
1年2ヶ月後の試験を目標に勉強開始
子供の頃はそれほど英語が得意でなかったですが頑張れば受かる試験だと思いました。
英検準1級勉強時間
TOEIC710点獲得直後から720時間
2022年9月〜12月380時間
2023年1月〜8月上旬仕事が忙しくほぼ0時間
2023年お盆明け〜10/29 340時間
仕事に明確な繁忙期があるので勉強できるのは毎年9-12月の間のみでした。8か月も空くとどうしても忘れてしまいますね。
1日あたりの勉強時間は3時間を下回らないように組んでいましたが直前1ヶ月は毎週40時間働きながら週40時間勉強する生活で臨みました。定休日は11時間勉強、それ以外の日は6時間働いて6時間勉強というスタイルです。
ただし合格だけを目的とせず様々な媒体に触れることを目標としたので合格だけできればいい!という人は500時間くらいでも大丈夫かな?と思います。
試験結果
R31/41 cse623 18/4/9
L21/29 cse606 8/9/4
W14/16 cse704 4/3/4/3
S33/38 cse607 12/18/3
合計cse2540
リーディング勉強方法
TOEIC710点獲得後はじめて解いた過去問では17/41でした。長文はTOEICで対策したものの言い換え表現が多くそれに慣れるために演習は必要でした。
使用した教材
・出る順単熟語ex ジャパンタイムズ
300回くらい回したものの過去問では17-23/25までムラがありました。最新の英検では過去問に乗っていない単語も多く混ざってきているのかな?という印象です。
ただリーディングの語彙問題にうまく活用できなくてもライティングで単語帳の語句を使う必要があるのでしっかり勉強してよかったです。
・BBC NEWS
アプリで読める英字新聞。語彙レベルが準一を超えているもののGoogle翻訳アプリで単語のみ調べながら毎日30-45分程度読みました。
・英検準1級でる順合格問題集 旺文社
簡単め。一応語彙のところは10回くらいはやった。長文は2回くらい。
・英検準1級語彙イディオム問題500
難しい。最近の英検対策とは方向性が違う気がしました。出る順合格問題集や過去問で5位20点前後とれてもこの本では6割くらいしかとれず全部覚えきるまで使うことはできませんでした。
リスニング
はじめて過去問を解いたときは11/29
TOEICリスニングは360/450なのでそれなりにできそう!と思ったら3割しか取れてなくて絶望しました。
使用した教材
・BBC Learning Englishの6分で会話が聞けるもの
・ABC Learning Englishの24時間流しっぱなしにできるもの。レベル1からはじめてレベル4まで聞きました。レベル5は合格時点でもよく聞こえていないので英検1級に向けてこれから聞いていきます。
abcとbbc合わせて毎日45分以上は聞いていました。
・英検準1級リスニング問題150旺文社
リアルライフが過去問と比べて簡単すぎでしたがパート1.パート2は使える本です。何かをほのめかす系の問題が苦手なことがわかりました。どこで躓くか分析できたので買ってよかった本です。
・出る順合格問題集
リーディングでも使ったものですが仕上げに軽く使いました。
ライティング
大学受験時にセンター試験までしか英語がいらなかったので英作対策はしてきませんでした。そのため自力では1文も生成できない状態でした。
いきなりエッセイを書くのは不可能と判断して、
・大学受験英作文完全制覇 泉忠司
の例文丸暗記をはじめました。
全体に覚えることすら苦痛でやはり自分には英語は無理かもと思いました。
次に
英検準1級ライティング大特訓 植田一三 を買いました。
序論と結論の定型文を丸暗記したうえでGrammarlyというアプリ?を使って英文を書き始めました。グラマリーは勝手に文法ミスを直してくれますがこの時期は英語力は伸びていなかったです。ただ間違ってもいてもどんどん書こうという意欲が育ったのは良かったです。
試験3ヶ月前になりchatgptの存在を知りそれを使うようになったのが勝敗を分けました。
chatgptにこのエッセイだと英検準一で何点取れるか各項目4点満点で採点するように指示したあと書き直したり文法の誤りを箇条書きで教えてもらったりしました。
初期は8点〜12点程度、途中から12,13たまに15,16点が出るようになっていきました。
インターネット上にある予想問題を中心に最終的には200本ほどエッセイを書きました。
スピーキング
ライティングと同じ事情で1文も自力で生成できない状態でした。試験本番で英語を話す自分が想像できませんでした。そこで
・英検準1級面接大特訓 植田一三
を購入。まず短文練習の部分を丸暗記しました。毎日音読し徐々に英語スクリプトに目をやる回数を減らすという形で全てすらすらと英語で言えるようになりました。
その後スピーキングの模擬テスト的なものをインターネット上で拾い、トライしたところ、ナレーションでは2分間でおよそ3文程度しかはなせずQAは1分かかってもまとまった文が言えずの状態でした。
そのためこの本のナレーション1-12を全て暗唱しました。ついでにQA部分も丸暗記しました。
さらにユーチューブで英語ファイルというチャンネルを活用し面接100本ノックなどにもトライし自分の意見が言えるようになっていきました。
1ヶ月前からは赤本のスピーキングのカードのみ切り取り音声を流しながら1発勝負で練習しました。
また面接ノートを作り130の質問に対する英語の答えをまとめたりもしましたがこれはいまいちでした。自分の文法があっているかなどがよくわからない段階で作ってしまったのは失敗でした。
特に出力系の能力が大幅に上がったことを実感しています。あこがれのピアニストさんに英語で話しかけられるかもといった具体的な夢を持ちつつ勉強することが大事です。
大変だったけど取ってよかった資格でした!